s

華仔ファンになって、初めて香港の演唱會に行かれた阿千さんがレポートを書いて下さいました。華仔への熱い想いが伝わってきてとても興味津々でした。私は「華仔初めて物語」を書き残してこなかったので、すごく残念です。良かったらあなたの「華仔初めて物語」も教えてください。
阿千さん、ありがとうございました。


ついに…ついに来た。
1人名古屋空港の出国ロビーに立っている。まさか海外へコンサートの為に旅立つ日が来ようとは…思いもしていなかった。送迎のためにちょくちょく訪れている空港が、今日は何故だか混み合っている。耳を峙ててみれば、韓国だのウォンだの…韓流ブームね…心の中では「なぁ〜にがヨ☆様よ、私は今から華様よっ」と変な闘争心を燃やすおかしな旅人。思えば一昨年の春、私は彼に出逢ってしまった。
偶然の出逢いだったのだろうか?今となっては必然の偶然としか考えられないのだけど…。
「劉徳華」、この人はどうしてこんなにも私を魅き付け止まないのか…香港スターと言えば「成龍」しか知らなかったと言っても過言ではなかった。しかし、こんな私を成龍が香港に導いて、華仔に導いてくれた恩人であるということは告げておかなくてはなりません。 お正月に成龍友と出かけたお買い物。そこであれこれ香港モノを物色中に見てしまったのです。「PROUD of YOU」のDVD発売の告知を。「因為愛」と「冰雨」のワンシーンが載っていました。…手を出したら絶対に大変なことになる!変な自信があった。成龍友と「ヤバイ位にかっこいいよね…観ちゃったら絶対にハマルよね?」と。現物も店頭に並んではいましたが、観ない…観ないほうがイイんだからとその時はそれでお別れ。香港に詳しいその友は勿論、そのヤバイ位にかっこいい人が「劉徳華」という超・有名人だと云うことは知っていました。その後彼女から華仔のアレコレ伝授してもらうことになるのです…成龍友なのにね(^_^;。
その後数カ月は何事もなく過ぎていき、その友から香港土産で貰った「Baleno」のショッピングバッグの存在さえすっかり忘れていた頃、深夜枠で放送されたのです。「愛は波の彼方に」。役柄、ストーリー共にお世辞にも決して良いと言えるような作品ではなかったのですが、 「あっ、裸の人じゃないのっ?」と。 それから何故かすごくとっても気になって、気になって。パソコンを持っていない私は、会社の昼休みサクサク検索。手がかりは一つ「劉徳華」とだけ。そしてココに辿り着いたのです。seraさんに何も考えないでメールを送りました。「最近、どうしようもなく気になるのです」と。 折り返し返事をいただきました「それは、もうハマっている証拠かも」って。あと、「実にハマりがいのある人」とも。やっぱりそうじゃん…ハマったらヤバい人じゃん!最終的に私がこの「劉徳華」街道を進むきっかけは、「この劉徳華は、とてもこの世の人とは思えない、目のさめるような二枚目です。」 という言葉。この一言でその日の私は大騒ぎでした。無類のイイ男好きの私。引き返すなら今よ…動く映像を観る前に止めとくべきよ…何度も心の中で、会社の同僚も「止めといたほうがイイんじゃない?成龍の時も大変だったでしょ」「今度のほうがもっと大変なんじゃないの…?」確かに、日本で最もメジャーな香港人・成龍に関しても結構大変だったのだ。今でこそ、私の周囲では「劉徳華」はメジャーになってきたけれど、その頃はアンディといえばフグだったのだから…。周囲のそんな言葉が余計に私のハマリ体質に火を着けた。
「確かめようじゃない…どんな男なんだかを…」
実際、ハマル訳無いって高を括っていた…。
KNOCK OUT〜
我ながら天晴れ…完全に堕ちたその後の私は語るに及ばず、禁断の果実を口にした彷徨える乙女?なのでありました。最初の取っ掛かりは「見た目」であるこは否めない。今は、見た目以上に「人間味」が堪らなく愛しいのだ…何故だろう??

話しが余計な方向にそれてしまった… 機上の人となった私はこんな風に、長くもない華仔人生を振り返ったりもしていたのだ。日本上空を過ぎ台湾上空に近づいた頃、夜更かし続きだった睡魔から解き放たれ機内上映されていた「トロイ」を何となく眺めていた。この台湾からが長いこと長いこと。画面に映し出されている地図を眉間に皺よせて睨んでいた。なぜこんな所で旋廻しなくちゃいけないのっ!ぶつぶつ文句いっている私を怪訝そうな面持ちで隣のおじさんがチラリと見遣る。ほっといて! 機内アナウンスが着陸体勢に入った事を知らせる。何故か…いや、当然のように胸がきゅんとなり熱いものが込み上げてきた。
あぁ、着いた。華仔の香港だね。雨粒が飛行機の窓を濡らしていた。 イミグレを通り、バックをピックアップする。友人との待ち合わせまで30分、腰掛けたベンチの正面のモニターに華仔が…。「やっぱり、華仔あなたも私を待っていてくれたんだね」「やっと来たよ。お待たせ」などと意味不明な会話を画面の華仔にしている私。(心の中で、ですよ。) テレビ画面で普通に華仔が観られる。これが香港なんだ…。着いたんだ。来たんだ。またしても感慨深く悦に入る私。すれ違う人の会話は廣東語。鳥肌が立った。以前、普通に観光で香港へ訪れたときは何て事ない、異国の言葉。言ってみれば、普通語も廣東語も一まとめにしていた。華仔にハマってからは、廣東語=華仔の母国語になった。空港内のコンビニで「道地」のボトルを発見。おぉ〜香港なんだわ〜とまた実感。
友人の乗った便が遅れてる。ウロウロしている間に時間は過ぎるのだが、結構不安でビクビク。自慢じゃないが、廣東語は勿論普通語も駄目。でもって、英語も駄目。万が一の事が在ったら、先にホテルに向かい天地に行くように言われていたのだが…無理だよぉ〜。何度も電光掲示板を覗きにいく。着いた。あとちょっと待ってればいいのよ…うんうん。発見!お互いの姿を確認しあって合流。この時の私の顔はどんなんだったろうか?? 成田から飛んできた彼女のテンションは並々ならぬ熱さがあった。私は彼女がどう壊れていくのかを見るのが密かな楽しみの一つであった。なぜなら、彼女は私がジェラシーを覚えるほどに華仔を愛している。口癖のように「とくかく演唱會は最高」なんだという。それを見る彼女を、私は見たいのだ!…絶対に壊れてしまうだろう…。私のこんな企みを彼女は気づいていただろうか? 空港に到着した時から既に「華仔的一天」は始まっていた。新聞チェックだ。聞くところによると、香港の新聞には折り込みチラシは無く紙面に刷り込まれているらしい。何より驚いたのは、1日分の量だ。新聞はスーパー袋になんていれないでしょ?入れないと持ち歩くのに邪魔なほどの量。これには参った。素人の私には、どこに芸能欄があるのかなんて分からない。探せない。滞在後半にはそこそこ探せるようになったのだが…。

空港からホテルへ向かうバスに乗るために、初めて屋外に出た。 「うぅぅ、暑い」空港、機内の空調の整った環境に何時間も居たのだから、この環境になれ親しむまで、少々の時間を頂かなくては…。バスに乗りホテルへ向かう。街並が香港だ。ガイドブックとかのアレだ。 隣り合う私たち二人には「華仔」しか頭に無いから、会話の冒頭に形容詞の如く「華仔の○○○」と付いていたと気付いたのは、私だけだったろうか?
込み入った街並。高くそびえる建物。ニ階建てバス。ネオン看板の文字。何処をどう切り取っても「香港」なのだ。否応無く気持ちが昂る。チェックインを済ませ、荷物を部屋に入れると息つく間もなく天地に向かう。何は無くとも、演唱會チケットだけは手にしなければ。 尖沙咀のごみごみした街中を歩く。人が溢れてる。肩がぶるかる。 空からは、歓迎し難い水滴が時々落ちてくる。躊躇しながら彼女の後をついてゆく。普段もちょっぴり歩調の早い彼女…いつもに増して早くなっていたのは…。初めて地下鉄に乗った。オクトパスカードなるものも彼女の勧めもあり購入。尖沙咀から天地のある觀塘までは、思った以上に距離もあり時間もかかった。しかし、私には見るもの触れるもの統べてが刺激的で、新鮮に映り、思いのほか短く感じられた。
觀塘の駅に降り立った。 「これからちょくちょく来る事になるんだから、道順覚えなきゃ駄目だよ」…ちょくちょく??来れるのかな… 何はともあれ、必死に後を着いていくのが精一杯。工場街なんだろう、大きなトラックとか、空気の匂いも尖沙咀とは違ってる。機械オイルのような、ちょっと錆臭いような… 「こんな所に天地があるの??」不安に成らざるおえない風景。私の心中を察したかのように 「天地はね、綺麗な建物だから」と彼女。 「ああ、あったここだ。ここだ。」なるほど、周囲の建物とは違って綺麗。ちょっと安心。警備のおじさんに促され、来訪者名簿に記入。エレベーター…でかいじゃん。荷物運搬用なんじゃない?って苦笑い。天地の階に到着。華仔がお迎え。思ったよりもこじんまりとして、でも華仔がそこかしこに。新譜の『coffee or tea』のポスターが貼られていた。HKD20くらいだったかな?その時は帰国のことを考えると、買えないな…と諦めた。しかし結局、今は買わないで帰ったことを後悔している。彼女が、チケットの引き換えをしていくれている最中、私は天地の中を一通り散策。先客に混じり写真の物色。だけどね、ないのよっ。コレっ!なんて見定めた所で、欲しいのは殆ど完売だから…。在庫のある中でなんとか数セットをGET!最初のお買い物。天地に来てチケットも手元にある。ここで一つ彼女の役目が終わった。香港に着いた時点で既に舞い上がっている私。ここからが彼女の華仔天国の始まり。 ありがとうございました。何から何まで、お世話になりっぱなしで。

觀塘からホテルまで戻り、今夜の演唱會に向けての準備やら…ここに来てようやく喉の渇きを癒すことができた。「総べてはチケットを手にしてから」が香港到着時からの合い言葉だった。コンビニで大量にミネラルウォーターを買い込んで、冷蔵庫に入れた。 「よっし!水は確保した」天地の會服はいつ着るの?だとか、蛍光棒は持っていかなくちゃとか…良く見える眼鏡、双眼鏡。欠かせないアイテムで鞄は既に飽和状態。肩に喰い込む重さも、何故だか気にならない。数時間後には「生・劉徳華」に逢えるのだから。

8時15分開演。日本のコンサートに比べると2時間は遅い開演時間だ。事前に仕入れた情報では3時間以上は演るのだとか…12時近くになるのだね…華仔、あなたは凄い!スゴ過ぎます。 毎日毎日、15日間を3時間以上の公演。今日から7日間公演を観る私。身体はもつのだろうか?心なしか不安になる。亀ゼリー食べなきゃ駄目かも…一日目を体験する前から、体力に不安な私って…華仔、私がんばるわ!! ホテルから会場の香港體育館までは徒歩で15分くらいだったろうか。早く会場を見てみたい。グッズの購入もしたい。先に香港入りしている方から「天地のグッズブースもあったよ」との情報。「買うぞ〜!」と意気込んでました。そうそう、会場へ向かう前に、腹ごしらえをしなくちゃいけません。かなり、好き嫌いの激しい私はこっちに来て何が食べられるのか、まずは食べられるものを探さなくてはいけないと言う、情けない奴で…。食堂に入り、活気の凄さに圧倒されながらも彼女の説明を受ける。「ワンタン麺」「アイスミルクティー」これなら食べられる。飢え死にはしなくて済みそうだ…ホッと胸を撫で下ろす。しかしハードルは一つだけではなかった。箸…割箸じゃなかった。箸立に天地揃って刺さってはいない。香港映画でみる長くて太い箸。うむむっ…しかしこれしかない。先端も太くて扱いづらい。華仔も使うんだよ、これでご飯食べてる…はず。と己に言い聞かせトライ。麺は細くて日本ではお目にかかった事はない。蝦ワンタン、イケル。なんだ、ちょっとだけビクビクしたけど、何て事ないもんだ。演唱會間近だからこの位が調度いい…でも、緊張している割には、食べたなぁ。演唱會が初めてなら、こんな風に食堂で食事を取るのも初めてで、私にはちょっとしたお祭り騒ぎだったのだ。ランニング姿でオーダーを取るおじさんの姿は映画で見知る香港そのものだったから。何か始まらないかと、期待したりソワソワしたり。(映画の見すぎだよね…)香港入り最初の食事は無事に済んだ。

さぁ、行くよ!目指せ香港體育館!! アーケード街を抜け、陸橋を行く。会場は未だ見えない。それにしてもすごい人だ。電車の駅があり、そこへ向かう人も沢山いる。という話だった。駅を過ぎると、ピカピカと蛍光棒を売るおばさんたちが沢山いた。そんなおばさんたちの背後に白く大きな屋根が見えた。
「ここなの?」「ここだよ〜」「おっきいんだね〜」遂に来たよ。会場の外観を見ただけで妙に感動してしまった。だって、ここで華仔が毎日ステージに立っているんだもの。駆け出してしまいたい衝動を抑えて、天地のブースへ。この日まで私たちは極力、この演唱會についての情報を見ないよう触れないよう心がけてきた。しかし、何て事でしょう、天地のブースでは数日前の模様が、写真となって売られているではありませんか!彼女はここでも頑ななまでに「見ない、買わない」「明日以降に買う」と言うのです。脱帽です。とはいうものの、既に完売しているものもあったりで、明日はどうだろうか?と不安にはなったが、ここまでせっかく我慢してきたのだからと私も買わないに便乗。日本では開演の1時間前だとか30分前には開場するのが普通だと…15分前ビックリ…客はちゃんと入るのか??「こういう事も、香港っぽいよね」と彼女が言う。指定ブロックのゲートに並ぶ。
Green。
入り口は2階のようだ。ぐるりと坂道を歩く。開場入り口で「劉徳華演唱會」とプリントされたミニサイズの団扇を2枚とアロマウォーターらしきものをプレゼントされた。いざ中へ。外に比べるとかなり涼しい会場内。 DVDで見ていた香港體育館はとても大きく広いイメージだったのだか、いざ中に入りぐるりと見渡すと、思ったより大きくは無いんだなぁ…だけれど高くまで客席がある、傾斜もかなりのものだ。私の席はアリーナブースより一段上がった、雛壇タイプになった席だった。ステージには白い布がセンターと四方に吊るされていた。開演まであと数分。良く見える眼鏡に掛け変える、双眼鏡のピントをステージ中央に合わせる。蛍光棒。華仔、私はスタンバイOK!だよ。落ち着かない…空調のせいだけではなく、背筋にゾクゾクくるなにかがあった。 協賛のアナウンス。日本人の名前も読んでいた。間も無く会場のライトがトーンダウンしていった。「如果有一天」のアレンジバージョンだろうインストが流れる。四方から徐々に白い布がスルスルと天上に巻き上げられていく。中央の布だけになると、客席は歓声とも悲鳴ともつかない轟音に包まれる。私は…口を大きく開けて、呆然としていただろう。
演唱會の模様はseraさんのレポで堪能していただくとして…
炎の輪に囲まれた華仔は…そりゃもう… 今更どう言葉で表現したら相応しいのか、私の持ちうる言葉ではうまく言い表せない。「我恨我痴心」の悩ましい腰付き…素肌にジャケット。私のツボだ。キメッのポーズを取った華仔のウエストに言葉を失った。皮のパンツとお腹の間に驚くほどの空間を見たのだ。美しく仮面ライダーのように割れた腹筋。鍛え抜かれ、磨ぎ澄まされた肉体。美しく神々しくあった。MCは全くわからなかったけれど、一言「ありがとうごじゃいました」と日本語で。ありがとうね、華仔。あなたはこんなにも私を幸せで満たしてくれている。一緒に歌いたくて、何曲もピンインつけたんだ。歌えたよ。「如果有一天」をみんなで歌ったね。涙が出た。嬉しくて、心が震えた。こうして「初めて物語」を書いているこの時も涙が止まらない。華仔が私にくれたものは何だったんだろう??華仔が最後にくれた「多謝」。マイクを下に置き、深々とお辞儀をしての「多謝」。こうして香港へと来て演唱會を見て「多謝」を聞いたときに分ったような気がした。この気持を絶えず抱き続けている人だから、魅かれて止まなかったんだと思う。
「劉徳華」というこの人は、確かに大スターさんだった。日本でしか逢ったことがなかった私には、桁違いの凄い驚きだった。スターであるが故の運命、宿命をちゃんと真摯に受けとめて、ファンを本当に大切に優しく受け入れてくれていた。大スターさんなのに、だ。大スターだからだ。とは言いたくはない。
言葉の壁とか、文化の違いとか…挙げていったらキリの無いほど。
伝えられるならば華仔に伝えたい。「あなたとの距離がどれだけあろうと、国柄も言葉、文化習慣…様々な壁を壊し乗り越えんとして、あなたを心から愛しリスペクトしている。」と。
初めてパーティで華仔と向きあって、今日でちょうど1年。こんなにも好きになるなんて、予想外の出来事だった。「劉徳華」まだまだ奥は深く濃そうな世界。彼との出逢いで広がった世界は何処まで行くのだろうか?

訳あってちょっぴり長い10日間の滞在中、自分でも驚くほどに活動的に歩き回った。1人で地下鉄にも乗った。バスにもタクシーにも。タクシーはひとりじゃ恐いから、乗らないほうがいいんだよと忠告はされていたけれど、歩いて帰る方がもっと危険だと…。ホテルの名前はメモしてあるから大丈夫。何も起きない…大丈夫。深夜1時を過ぎていた。タクシーの窓をコツコツ叩く。「尖沙咀」とホテルの名前を告げる。「OK」。通じたジャン…。そこそこ若いお兄ちゃんだった。君は劉徳華のファンなのか?日本人なのか?と廣東語、英語、普通語のミックスで尋ねてくる。私も片言の英語とちんぷんかんぷんな廣東語、普通語で対応する。僕は劉徳華の歌、唄えるよ!と唄い始めた。なかなかの歌声。今夜の演唱會でもその曲唄ったんだよと二人で唄った。こんな場所で短い些細な出会いだったけど、華仔がとりもってくれた時間。そのタクシーでの遣り取りが、この滞在で香港人との唯一の一対一の対話だった。世界はそうそう大きいばっかりじゃないんだな…こんな感じでなら、香港で生きていけないことはない…なんて思ってしまう、そんな自分が恐ろしい。

そんなこんなで始まり、幕を下ろした私の「演唱會」華仔に始まり華仔で終わる。いい旅だったなぁ〜 帰国日、九龍から空港に向かう電車の中が辛かった。香港には華仔は居ないと知っていても、後ろ髪引かれる思いがした。 「華仔の香港。華仔の大好きな香港。」彼女の口癖がうつったのかな…ぢつは、香港に来る前は「最初で最後だろう」と思っていたところもあった。飛行機の中では「次は何時これるのかな」と言う私が居た。 今回、右も左も分からない私の心強きパートナーとなってくださった「彼女」。 仕事の都合で私より一足先に日本へと戻った彼女。彼女にとっての最終日、うっすらと瞳が濡れていたのには気付かないフリを決めた。壊れてしまうのではなく、香港に居る彼女の姿が本来の姿なんだと…
彼女だけでなく、今回の香港では本当に沢山の方々の力添えを頂いた。知り合って1年とちょっと位の私に、本当に優しく親切にしていただいた。本当にありがとうございました。この場を借りてお礼を言わせてください。 そして、これらは総べては華仔との出逢いの賜物なんだと、華仔に感謝。

「PROUD of YOU」心からそう感じた演唱會だった。
華仔から「PROUD of YOU」と感じて貰えるようなファンになりたいと強く心に誓った。
華仔、ありがとう。
華仔、多謝。

2004.sept.23
阿千


inserted by FC2 system