Andy Lau Vision Tour 世界巡回演唱會2005
Stadium Merdeka, KL, Malaysia

Dec.10,2005



ムルデカスタジアムはクリケットなどの競技場として使われているスタジアムということです(by:KLタワーの紹介テープ)。私にはクリケットがどの程度のコートでの競技かがまるでわからないのですが、見た感じはサッカーができるようなスタジアムのイメージ。アリーナになる部分は、芝生というよりは草に見えました。プラスティックの椅子がアリーナにずらっと並んでいますし、スタンド客席にも人がいっぱいです。新聞の報道によると2万5千人、満員御礼のようでした。どんなにキャパが大きくてもさすがに天地の席は素晴らしいです。ステージ前方の真ん中、いい位置にドンとありました。申込を即したせいでしょうか、私は天地の席の一番前で、ほんとにど真ん中、涙がでるくらいにありがたい席でした。夕方にスコール(雷&雨がすごかった)があったせいでアリーナの椅子はびっしょり。アメリカ公演にはひっくり返っても行けないので、私にとってこのマレーシア公演がVisionTourの見納めになります。このステージは残念ながらDVDにならないと思うので、自分の記憶にしか残らないので、しっかり聞いて見て、心に焼き付けておかなくてはなりません。
前方のステージを見ると。しっかりと閉ざされた大きな城門があります。この門が開いた時、演唱會は始まるのだろうと胸わくわくです。予定開演時間8時はとおに回っています。8時30分くらいのスタートだろうと思ってましたが、その通りでした。城門が開くと、そこにはイタリアのコロッセオのような世界がありました。あれ、それは2番目の舞台装置だったかも。ウロ覚えで勘違い部分、希望的脚色部分大有りですので、おおよその感じで読んで下さると助かります。(尚、生写真がないので、掲載の写真はネットの借り物になります。)
大きな扉がギーっと音を立てて開きました。もうじき光の向こうに華仔が、、、待ちに待った華仔が登場してくるのです、、、
私の最後のVisionTouマレーシア編がスタートします。


華仔は黒地に金銀の刺繍ラメの上着に中白いシャツ(リボンのように垂れたピラピラ)に黒パンツ、黒い帽子。スタートはアップテンポのメドレーたちです。華仔の顔がはっきり見えた時「あっ、髭がまだあった、、、、」と、ちょっとカクっ。昼のパーティの後に、もしかしたら演唱會の為に髭を落としてくるかもってひそかな期待も多少はあったのです。華仔のというよりも、もともとあまり髭好きではない私。といっても、華仔がしてることに対しては最後まで抵抗なんて不可能。金髪も銀髪も坊主もピアスも、華仔がすることはなんでもかんでも「なんだかずっと見てたら良くなっちゃったな〜」にいつの間にかさせられてしまうので、最初は何言っててもいいのです。華仔がしていることは、それだけでOK。
一気に会場のボルテージが上がります。私は天地席にいますので、強烈な華仔コールに倒れそうになりました。 香港でも、周囲に圧倒された事はありますが、今回のマレーシアは今までにないほどのすごさです。さあ、華仔がステージに出てきました。スタートはやはりアップテンポのこのメドレーたち!
「但願未流涙」「鑽石眼涙」「末世天使」「我恨我痴心」
紙吹雪が舞って華仔のMCが入りました。
そして、 「如果女尓是我的伝説」に行きます。が、しかし、なぜかこの歌の時の記憶が全くない私です。たまたま友だちにこの歌の話しを聞いて、あれ、私には記憶がないって気づきました。演唱會の夜中、ホテルで思い出しながらメモしたのですが、メモにもこの曲はすっぽり抜けていました。なんでだろうか?
続いて「心只有女尓」「愛不完」

 

香港でおなじみのコブラ登場。お久しぶりの白いライオンも登場。ステージがとても広いので、香港よりも小さく見えてしまうライオン。華仔はあのかっこいい古代ローマ戦士風スタイルで登場。左足膝にサポーターがまいてあり、怪我をした事を思い出してしまいました。ステージセットは華仔のそのスタイルにぴったりのコロッセオ。香港の時よりもスケールの大きなセットは、ダイナミックです。両脇には大きなブルータスかガッタメラかって感じの石膏像立ち、その両サイドには階段のついたバルコニー。すごくスケール大きいです。
「魔鬼在戀愛」相変わらず、この衣装の華仔は綺麗です。
この曲が終わって、次の曲「一起走過的日子」に入った時に、ステージのRサイドで華仔が足を滑らせます。華仔が靭帯の怪我をしたのは皆知ってますので、ファンクラブ席のファンの心臓すべてがピクッとなった瞬間です。ひと呼吸置いて、すぐに華仔は何事もなかったように普通に戻りました。ファンはみんな同じだったと思いますが、私はなにごともなくて良かった〜と胸をなでおろしました。
「練習」月がステージ真ん中に登場。ダンサーの女性がいます。いつものことですが、やはり私の目は華仔に釘付けで、全くダンサーズに向いていなかったので、どんなだったか全く記憶していません。せめて2場あれば…。
華仔はLサイドのバルコニーに。ここに例のリフトが出てきました。上にどんどん上がります。
「真永遠 」と言えば、華仔が上へ上へ、、、
それも四角いバルコニーはステージよりもすでに高くなってますので、トップは香港よりも高く見えました。それにカタカタ揺れているようにも見えて、ちょっと怖いです。華仔のここの熱唱はいつ見ても心が揺さぶられます。観客に訴えるように歌いあげます。この姿を見るだけで、ここにいる幸せに目頭が熱くなってしまいました。

ここでかなりのMCがあります。すごいハイな華仔だったと記憶しています。
そして「世界第一等」こういうノリのいい曲は、会場のテンション急上昇。熱気の中、汗だくで「オイオイオイオイ」。会場はとにかく暑いのと熱気とで、プッチンと行きそう。香港コロシアムと違い、冷房完備でない屋外、あまり汗だくの華仔を見た事のない私でしたが、このステージの華仔の首筋や胸には汗がピカピカ光っています。「華仔も汗こんなにかくんだね〜」としみじみ見入ってしまいます。ステージの両サイド上に大きなスクリーンが設置されているので、こまかい部分も見ることができました。

ここで長〜いMCだったと思うのですが、なんせ言葉がわからない(^_^;。
お着替えタイムになります。ソファが出てきて着替えのお手伝いの女性も出てきます。
古代ローマ戦士風スタイルの華仔はグレーのズボンに白シャツにハンチング姿に変わります。あははあははっと華仔のテンションはえらく高いです。着替えしながら「セクシーでしょ」って言ってたような。
「毎次醒来」久々にこの曲を聞くような気がしますが、やっぱりいいな〜。 
続いて「纏綿」「冰雨」

 

古装片になります。波に見立てた白い布が出てきます。
兵馬傭ダンサーズ登場。1面の良さは、後ろ向きの華仔を見なくていいこと。これがどれだけの迫力かを思い知らせてくれます。あの馬にまたがった、皇帝色=黄色の古装(裏というか裾から覗く紫の長襦袢っていうのか、素晴らしいコントラストです)、そして赤いズボン、頭にはあの触角。ステージ真ん中には大きな真っ赤な提灯がさくさん連なり、「帥」の文字。提灯はひとつが結構大きいですし、数が多いので重厚です。古装の華仔にぴったりマッチ。圧倒されて華仔がいつ馬からおりたのか、、、思い出せません。 この衣装となれば歌は「中国人」。会場中でこの歌を知らない人はいないのではないかと思う程の大合唱。続いて「忘情水」。Rサイドの階段を上り、バルコニーに立つ華仔は、本当に皇帝そのものです。この時はこの髭がよーく似合ってました。映画のワンシーンのよう、階段を裾を払いながら堂々と降りてくる姿は、もうりりしくて凛々しくて、後光がさしているようでした。さらに曲は続きます。アレンジ版「笨小孩」。一気にステージがアップテンポの軽快なリズムになります。華仔の、かわいい触角くりくり踊りが始まります。またこれが見れるなんて、嬉しいな〜と妙ににんまりとしてしまった私です。そして、歌の途中で入る広東オペラっぽい所の台詞部分までもを会場のファンが覚えていることに、もう驚きっていうかさすがっていうか、、、びっくりした私です。つづいて「謝謝イ尓的愛」。

 

香港版から言えば、ここからが「Andy's Bar」になります。洋服は白いシャツに白いベストでネクタイがグレー、チェック柄のズボンに白い帽子に白い靴。香港と同スタイル。ミュージカル仕立てになるので、踊りがどうなるのかなって思ってましたが、やはり華仔はやりました。すごいですね。
続いて「假裝」「肉麻情歌 」
さらに「明日天涯」がここで出てきました。香港ではもっと前に歌っていましたので、もう歌わないものと思っていましたが、この歌が聞けて嬉しかったです。この曲は香港で聞いた時、あまりにもすばらしくて私はカチンコチンと固まってしまったので、その時のことを思い出してしまいました。
「愛女尓一萬年」
愛イ尓、愛イ尓、愛イ尓…を言い続けてくれる華仔、最高です。
タップをダンサーズと踊り、花吹雪がパーン!

 

*・☆☆..:*・゜☆..:*・゜☆. アンコール .:*・゜☆..:*・゜☆:*・☆☆:*・☆


スクリーン上で華仔フラッシュ・バック。
やっぱり影帝華仔の時が一番ウァ〜★゜☆:*・☆でした
そして、華仔があの肥仔で登場!しかし、まさか その姿で、「再説一次我愛イ尓」を歌うとは。一瞬ですが、そのお姿でこの歌うたいますか、、、、、と、絶句してしまったのは私だけではなかったはずです。とりあえず私は天空の月を見つめて聞いてました。生で初めて聞く「再説一次我愛イ尓」は、やはりシビレます。
そして、すぐにレンチャイな華仔になってくるからって、、、せり下がります。その間に、しっかり新曲「継続談情」のMVが出てきました。レトロな雰囲気のあるMVです。

レンチャイに戻った華仔登場です。上から下まで真っ白。そしてゲストの林家棟が登場です。新聞にもいろいろと報道されているようですが、マレーシアに華仔はよく来るね〜とかと、意味深な事を言っていたとの事です。その話題はここでは聞いてくれるなって感じの私ですが、言葉が聞き取りできないので無問題。
そして「無間道」を二人で歌います。
そして、次に出て来たゲストは黄日華。
昼に行われた華仔天地のパーティにもゲストでした。2ショットの時にカメラマン役もこなし、スタッフになったり要望があると一緒にカメラに収まってもいました。衣装も全く昼と同じラフな姿で「まんまだ〜」と笑わせてくれました。昔、歌を出した事があるとかって言ってましたが、黄日華ってCD出してたの?二人で「暗裡著迷」を歌いました。
そして、まさかまさかの「狠心的一課」 に私は目頭が熱くなってしまいました。この歌を生で聞けるなんて、期待してはいけないって思ってたから嬉しかったです。
「男人哭[ロ巴]不是罪」。立て続けに私の好きな歌になります。


そして、ラストは当然…
オオラスのための上着を着て、、、、、
「17歳」。
最後に華仔が手をあげて幸せを投げてくれたのだそう。なんでも幸せを華仔の手から贈るからってことだったのだそう。とりあえず訳もわからず、周囲に合わせて手を上げていましたが、私の所にも届いたかな〜。
華仔がありがとうって言っていると花火が上がりました、、、、綺麗です。
花火に見とれて華仔がステージから消える瞬間を見逃してしまうといけないので、華仔をしっかりと見送ってから、花火を見ていました。マレーシアは常夏状態ですが、真冬の日本から来た私にとって、季節はずれ的な印象で少し寂しく感じます。華仔の姿がすでにステージにないので、その気持が強かったのかもしれません。夕方にスコールもあったので、空が澄んで綺麗でしたので花火が映えます。すごく綺麗な花火でした。これから日本で花火を見たら、このマレーシアでの花火を思い出すことになるでしょう。華仔、すばらしい演唱會をありがとう。思い出がまた一つ増えました。

 

 

 

 

 

【演唱會雑記】

曲のラインナップは香港の時とアンコールを除けばそう違いはないのですが、今回のステージは屋外であり、前からの1面で香港の4面とは感じがかなり違っていたせいもありますし、香港で見てからすでに時間がかなりたっていたので、がらっと違うステージのように感じました。そして、さすがに何万人も入るスタジアム使用なので、ステージが横にも奥にも深いし上も高い。まさしく、スーパースター劉徳華にふさわしいビッグなステージです。マレーシアで見た華仔はアジアのスーパースターそのもの。
←これはマレーシアの「光明日報」という新聞(12/11付)に入っていた『華仔・鉄人魅力』という特別版です。タブロイドより少し小ぶりで10頁ほどの中に華仔のこれまでの歴史が紹介されています。→は「光明日報」の本紙に掲載された昨晩の演唱會模様です。

正直なところ、贅沢な事を言えば、華仔の歌をしっかり聞きたいって気持がありました。私は天地席だったので、周囲がとても熱いファンに囲まれていましたので、とにかく大合唱のド真ん中。コンサートだからワイワイはしかたないし、なんせ華仔もみんなに一緒に歌うように促していたので、大きな声で歌うのがいいのでしょうけれど、やっぱり演唱會で華仔の歌をしっかりと聞きたいという気持はとても強かったです。たった1日だけの1回こっきりの演唱會なので、時々ですが「静まれ、静まれ〜」って言いたくなりました。これって贅沢なのかなぁ〜。

 




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