Andy Lau Vision Tour 2004 劉徳華演唱會
aug31〜sept 14,2004




3年ぶりの劉徳華の演唱會が2004年8月31日〜9月14日まで香港コロシアムで行なわれました。 これは、私が見た8日〜11日が主体ですが、9日は華仔の100回記念演唱會で夜中の12時までの変則だったりで、記憶ぶち切れ状態でごちゃごちゃの部分あります。あれよあれよと過ぎてしまう4場で、メモる余裕もなくて定かでない所、勘違い部分もあると思いますがお目こぼし下さい。 私が見た4場はいずれも満員御礼で客席はギッシリ!演唱會のチケット売りの時から、完売が書き立てられていたので、それを確認できて嬉しかったです。チケットの売れ行きや場数は、人気のバロメーター、ファンとして満席での15場は感無量です。私の席は、3場がグリーン(正面)のアリーナで1場がブルーアリーナでした。やはり正面は最高に良かったです。

香港コロシアムの席に座ってステージを眺めていると、つい昨日のことのように前回の演唱會「Fiesta」が甦ってきます。あれから3年。今も華仔ファンである自分を褒めてやりました〜。でも、それ以上に、いつまでもビッグでありつづける華仔に拍手!三十代だった華仔も今や四十代。脂の乗った円熟の時!今回はどんなステージを見せてくれるのかと、もうドキドキ心。ほんとにこのもうじき華仔!の時のワクワクする気持って、表現しようがないですね。
8時20分をすぎた頃、会場のライトが落ち一斉に華仔コールと光り輝く蛍光棒、そして笛のピーピー(これ強烈!)これかなりウルサイ。この笛は会場で配られたものですが、こんな音を普段聞かないので、座席の後ろで思いっきりピーピーやられると脳天くら〜っと来ます。これ配るのは、どうかな。私はいらない(笑)。配られたといえば、毎回、ビデオ撮影の日に蛍光棒が配られますが、今回は10日と11日でした。10日は当初の楽日ですので予定通りビデオ撮影だったかもしれません。だとしたら、私は参加できて嬉しいな〜。この日はとにかくアリーナから最上階まで蛍光棒がキラキラきらめいてて特別にきれいです。 華仔はどんなふうに出てくるのだろう、、、もうすぐだ! ステージ上の白い布がスルスルと天井や地下に巻き込まれ中央だけにぽっかりと残る布。モンゴルの草原に建っている家の事をなんていうか忘れてしまいましたが、あんな感じ。華仔はここにいる事は想像できます。スポットライト。布が取り除かれると、きらめくラメのジャケットの華仔が3年振りにコロシアムの真ん中でスポットライトを浴びています。「華仔だ〜」。感動のあまり声もでない!その後は「華仔!」「華仔〜」っといくらでも出るのに…最初は声をのみこんでしまいます。いつもそんな感じです。一番最初に見た時、華仔は赤と白と黒のレーサージャケット風モ−ニングでしたが、翌日は黄色になり、その次は黄色と赤を瞬時に着替えていました。赤の時は帽子のベルトも赤、黄色の時は黄色と、色が揃っててお洒落。写真の通り、素肌に直に着ています。もうめちゃくちゃかっこいい!そしてスポットライトを浴びる華仔の神々しさといったら言葉になりません。この一番最初に見る姿は非常にインパクト大です。華仔の入りのソロダンスが始まり、華仔が立っている部分が少し持ち上がる、すると華仔を取り巻くように炎の輪が上がった。最初は結構炎が高いです。正面の前方の席だったので、炎が上がった時にボッときます。すごい迫力です。華仔の表情は「ほらどうだ、ビックリしただろう」と、いかにものしてやったり顔。「はい、すっかりやられました。」と心の中で華仔に降参します。たぶん、誰もがそうだと思うのですが、演唱會って華仔と私(自分)の対話ですよね。歌は自分に向けて歌われ、その瞳は自分を見てる(と思い込む)。初日は特にそれが激しい私は、連れがいても勝手に二人世界にハマっていきます。ほんと馬鹿まるだしの私です。もう見る華仔見る華仔が新鮮で、素敵で、その全てを見逃してはならないと、、、その一念のみ。

炎の輪の中で華仔は1人でのダンス、そして炎が小さくなると、華仔が突然消えた。あらら、、、どこに?と思っていると、またしても華仔がボンと戻ってきた感じ。セリ下がった後に、トランポリンででも出て来た感じで、マジックみたいだ。オープニング曲は日本人の私達にはなじみのある曲「但願未流涙」。これは大昔に山口百恵が歌っていた歌(「絶対絶命」)であり、華仔のデビューアルバムに入っているもの。この歌を生で聞くのはたぶん初めて。 つづいて「鑽石眼涙」「末世天使」、最近の演唱會お約束ソングのようになってしまった感のある「我恨我痴心」。やっぱりこれ歌うからにはいつものセクシーポーズつき。またしても華仔の「わかってる、君たちのことは何でもお見通しなのさ。」という声が私の心の中に響きます。会場は大喜び!華仔がセクシーダンスをしても、なぜか妙に体育会系の健全なフェロモンとでも言いいますが、なまめかしさというよりも清潔で端正なセクシーさ?(あー変な表現ですが、、、)です。
華仔R面のテラスへ。私の席からだと、正面右方向になります。ここににレインボーのアーケード付き橋のようにパイプ電飾が綺麗に映ります。今回の私の席はイエローとレッドがなかったので、このレインボーだけが遠く、肉眼で見ることができなかった唯一のパートです。華仔はそこで「長夜多浪漫」を歌います。それから「誰人知」ではゆっくりと四隅四隅で立ち止まりながらしっとり聞かせてくれます。そして懐かしの「愛不完」。こうして古い歌を聞いていると、華仔の歴史を感じます。ほんとに長いスターキャリアです。

場面はガラっと変わります。次は古代ローマ戦士風スタイルの華仔。G面右のテラスで、凱旋門のような装置がウィーンと起き上がり、そこからライオンと登場します。曲は最新アルバム『coffee or tea』から最高にかっこいい「魔鬼在戀愛」。アップテンポのこの曲がまた華仔の凛々しいスタイルにマッチング。華仔、最高にかっこいいです。この当たりでプッチンと私の中では完璧になにかが毎回切れます(笑)。キラキララメが美しく、古代戦士姿です。華仔の素足を久しぶりに見ました。細いけど綺麗です。白いライオンと共Gサイドのセリから登場。実はこの白いライオンが〜私の笑いのツボにすっぽりハマってしまいました。顔部分は哀愁漂ってて、よく出来ててすばらしいのですが、後ろ姿というか歩き方がモロ人間臭い。あ〜れ〜って感じ。これ日本製でしたよね。子供から大人老若男女が楽しめる事を思えば、こういうキャラも必要なのでしょうが、あまりに歌がいいし華仔がかっこいいので、妙なバランスでした。 「一起走過的日子」から「練習 」へと続きます。この歌は私の大好きな曲です。月の精でしょうか、華仔とのダンスが素敵です。ただ、「練習 」とこのシチュエーションは合っているのだろうか、、、。まあ綺麗だったからいいのかな。しかしなんとも理解できなかったのは、お皿を頭につけた衣装のダンサーズです。月だから周囲に☆と見立ててるなのかな〜なんか何度見てもわからなかったです。この月の精とのダンスの際、華仔とメインダンサーが過激に接近する場面では、毎回観客席からはすごい歓声(悲鳴?か)が上がっていました。私もキャ〜キャー。ほんとにあと数cmってところで顔がくっつきそう。そして、この女性ダンサーの身体の柔らかさといったらすごいものがあります。背骨が折れてしまうのではってくらいにグニャーっとなってびっくりしました。正直な所、私は一点集中で華仔のみ見てて、華仔の動きのない時と華仔と絡む時のみダンサーに目が行くありさまで、ダンサーズをほとんど語れません。すいません。 ここから華仔はGテラスのセットのバルコニーへ、しばらくそこで歌います。このブースに座席が近かったので、華仔が目の前で歌っているというのを体験しました。日本でGS時代、ファンが失神したということがありましたが、その気持もなんとなく理解できましたが、失神したらこの場を離れなくてはならないので、勿体無いです。しばらくすると、このバルコニーリフトはエレベータのようにぐんぐん上に上がって行きます。もう階上の観客はすごい騒ぎです。これが今回の空中ステージというもので、上の回の人も華仔に近付けるというものだったのですね。で、どの歌を歌っている時だったか忘れてしまったのですが、コロシアムの天井全部がキラキラと満点の☆になります。はじっこの方には流れ星のように動く星もあり、とても綺麗でした。
下から見てると華仔が動くたびにこのリフトがクラクラ揺れているので怖い気がしました。この時真下にいたのですが、華仔の衣装は短いミニスカートのようなもの。中は白いホットパンツでべつに下着じゃないんだけど、なんか華仔のスカートの中を覗いてるようで抵抗ありました。上に昇ってしまうと、「これは少し遠目から見ている方がいいかも」と贅沢な事をポロリ。実際に真下では華仔の表情が見難いのです。見難いというより見えないのです。少し遠目からだと狂おしく切なく歌う華仔の表情が良〜く見えるのです。このシーンは、まさしく華仔ロミオ。観客席にいる12000のジュリエットに「真永遠 」を熱唱。リフトが下に戻って「流浪」。下に降りてくるとここは非常に良い場所になります。すぐ側でみた華仔のお肌の美しい事、顔も手も足もなにもかもがつやつやのピカピカツルツル。バルコニーをシャッと飛び越えて(これだけでキャ〜ってすごいです)、ステージ中央へ。「按摩女郎」で胸が熱くなりました。おそるべき43歳!こんなに綺麗な43歳の男性は世界広しといえ、華仔以外に絶対にいない!と演唱會後に皆で興奮して語りあいました。

なんとステージで華仔は衣装変えをします。えええーっと思いましたが、大きなベージュのソファに座ってその横には女性が1人。いかにも仕事から帰ってきたかのように今着ている古代ローマ洋服を脱ぐのです。2002年の「Proud of You」のシャワー後のバスタオルが甦りました。あれやたらと受けたから、「これや!」と、観客を喜ばす事が大好きな華仔思ったに違いないです(笑)。そりゃ、出ずっぱりの方が私は嬉しいです。別に裸になるわけではないですが、急にショートパンツにシャツ姿になるので、なんだか笑ってしまいました。そして、普通〜の白シャツとグレーのズボン姿、帽子になり、ベルトを女性にしてもらいしっかと抱き合って上機嫌の華仔。「なににやにやしてるの?」と、見てるこっちが恥ずかしくなります。そして、ここから今迄のロミオスタイルからがらっと場面が変わります。恒例の4面それぞれに腰掛けて歌いかけます。 「情感的禁区」G面。私はこの歌をこのG席で3度聞きました。この曲も古い歌ですが、01年演唱會での私のバケ曲です。心にしみるいい歌です。 「情深的一句」B面。11日に、観客のゲストボックスにジジ・リョンが来てきました。あまりに小さい顔と大きな目にびっくり。お人形みたいにかわいらしかったです。『烈火戦車(フルスロットル)』で共演していたので、観客から一斉にウァ〜っと拍手。ステージに出るかなって思っていましたが、ずっとゲストボックスにいました。でも、蛍光棒をぶんぶん振り回してて楽しそうでした。 「永遠記得イ尓」R面。この歌は前回の演唱會からバケ曲です。あの雨のシーンが甦ります。観客から華仔に透明のビニール傘を渡していました。ははは、雨は今回はないですが、いつだって私達が傘になるってこと、ですね。 この歌は前回の演唱會で強烈な印象を残しました。 「可不可以」Y面。
そして中央に戻ってきて、「明日天涯」。ステージのライトが少し落ちて華仔がオレンジのライトの中で熱唱。 羅文への追悼の意味を込めてでしょうね。私は初めてこの歌を聞きましたが、すごくいい曲で、華仔がこれまたすごく上手くて、最初に聞いた時には私、かたまってしまいました。まるで自分の持ち歌のようでした。私はこの歌が始まると華仔の顔に双眼鏡をしっかりセットし、華仔の顔だけを見て歌を毎日聞いていました。目を閉じたまま歌う華仔。華仔の歌唱力はかなりだと私は思いました。DVDが出る時、諸事情でカットされてない事を心から祈ってます。ほんとに素晴らしい歌で、帰国してから「ああああ〜ああああ〜」と歌詞はわからないんですが、この歌のサビが口をついて出ます。すごいインパクトでした。 さて、華仔がセリ下がった後、女性ダンサーが白い布で波を作ります。ゆったりとした大きな波がいくつも出来てはぶつかりそして消えていきます。この波がどうしてあんなにうまく綺麗にできるのかとても不思議でした。映像になった時に、ちゃんと見えるといいな〜と、思いました。雄大な情景で心が和みます。

さて、ここから今回のメインになるかもしれない、古装の華仔です。 まあ、これがすごいっていうかなんていうか、とにかく圧倒されました。私がいたG面からは見ると、ちょうど正面のR面右のコーナーセリにスポットがあたっています。華仔はここから登場です。私の目にはまだ見えませんでしたが、そこのブースはすでに華仔が見えているようで、絶叫。私には角のようなものしか見えません。しかし、その全貌が見えて驚きです。出て来たのは、上から下まで真っ赤な古装に身を包み、馬にまたがった華仔。この馬は96年の時の大ラスにステージを去って行く時に乗っていた馬と似た感じですが、今回の方がずっと精巧な感じで表情が豊かだと感じました。が、96年のあの馬のイメージがあるので、馬を見ると「うぁ、馬が出て来た!」という刷り込みは、、、拭えませんでした。だけど、この華仔の美しさは何と言っていいか、、、言葉なくしました。写真を見てもらうとわかりますが、この世の美辞麗句をみんなもって来ても足らないって思うほどの素晴らしさです。これまでも華仔には綺麗な華仔をたくさん見せてもらいましたが、こんなに美しい姿は私は初めて!でした。ブラボー華仔って感じ。見事です。

「大地恩情」を歌いゆっくりと華仔は馬に騎乗したまま、ステージを1周。「ほら良く見えるだろ、どうだ!」と満足気な様子(これは私の想像)で、うんうんと頷いています。この時の華仔の表情はあまりにも素敵で、見愡れました。馬に乗っているので、かなり高い位置に華仔がいることになりますので、結構上の観客にも見やすかったと思います。さらに、舞台中央がせり上がり、宮殿の頂点に立ちます。ステージがあり、宮殿が建ちまたさらにせり上がりそこに馬にまたがっているわけですから、かなり高いです。そして羽でできた角をハートマークに何度もして見せてくれます。偉い皇帝は愛で人を収めようとするかのよう、、、に私には見えました。しかし、こんな出で立ちの似合う人はそうそういませんね。この出で立ちですとおのずと「中國人」は絶対条件でしょう。観客と大合唱です。この歌は気持いいです!

つづいて、いかにもこの情景に似合ったメロディ「纏綿」。この歌を聞くのは一体何年振りだろうと思いました。アルバム『忘情水』に入っている曲ですが、最近ぜんぜん聞いてなかったですが、いい歌です。演唱會100回記念の時は上着が金色(黄色)の長衫でした。キラキラときらめいていてすごくゴージャスでした。どちらと言われれば、私は全部赤一色の方がお気に入りです。 そして國語ならこれを忘れてはいけないという「忘情水」。演唱會では絶対に外せない1曲です。 そして、ここからテイストががらっと変わります。「笨小孩」。それもかなりジャジーにアレンジされてるので、もういつも以上にハイテンション!すごくかっこいい曲になっています。冠には2本の長い角(孔雀の羽で作られていたような)がついていいるのですが、この角というか触角を華仔が頭振ってブルブルさせる仕種がとても可愛い。スキップなんかもしてしまうのです。そして中間に廣東オペラのような歌があり、またしても「笨小孩」に戻ります。テンポがすごくいいので観客はノリノリ。華仔がそこで中華な舞を披露して一発キメポーズ!非常にかっこいいです。 そして、こんどはまたしてもがらっと一変。しっとりと「謝謝イ尓的愛」。心憎いではないですか。ここの所、「謝謝イ尓的愛」をフルで聞いてなかったので、じーんときました。声もよく通っています。この曲は演唱會で華仔がファンに向けて歌ってくれるのが一番素敵です。もちろんアレンジなしのオリジンが私は一番好き。まさしくこのタイトル通り、ファンも華仔もお互いにあなたの愛をありがとうってな感です。そして、愛をふりまきながら華仔皇帝は民衆のもとから姿を消します。

今回のステージはとにかくテンポがいいというか早いというか、あっという間に時間が過ぎていきます。キレがいいです。めくるめくって感じなのです。 さて、さて、会場にはガチャンガチャンとレジスターの音のようなものが聞こえてきます。ステージには「Andy's Bar」との看板らしきネオンサインがあります。今度はミュージカル仕立ての賑やかで軽快なステージ。華仔は白いシャツに白いベストでネクタイがグレー、チェック柄のズボンに白い帽子に白い靴で、いかにもタップダンスの様子。アレンジされた「假裝」で始まり「肉麻情歌 」と続きます。Andy's Barの華仔は売れっ子のようで、お金が一杯入ってきてニコニコ。しかし、そんな人気も長くは続かずセクシーな女性ダンサーの登場で人気をさらわれてしまいます。寂しそうな華仔。ですが、華仔は女性にアタック。ちょっとうまくいきかけるかな〜と思ったら、お約束通り振られます(笑)。女性は置き土産のショールを残しステージから突然いなくなってしまい、前回の演唱會同様に取り残され1人ぼっちの華仔。ステージ中央に妙なものが出てきたのでよーく見てみるとスチールの椅子にマネキンの頭だけ。最初は「えっ、あれなに?なにするの?」って思いましたが、女性ダンサーが残していった白いショールをそのマネキンがあたかも着ているようにするのです。そっかそっかと感心。で、傷心の華仔がその椅子に腰掛けるとあら不思議、華仔の左手がまるでそのマネキンの女性の手になって、華仔をなぐさめてくれます(笑)。で、マネキンの手となった華仔の手ですが、華仔を慰めるのですが除々に色気一杯になって、その手が華仔の股間にいきますが、「おっとっと、ここで、それはだめだめ。」ってな感じで、華仔がパチッとその手をたたきます(笑)。華仔は観客に見えないように帽子でうま〜く隠しながらそのマネキンにキスします(笑)。そして華仔は足をひくひくしながらそのままステージ下にセリ下がっていきます。ここすごく面白かったです。しかし、華仔の色気のあることったら、、、大笑いしながらも見とれてしまいました。で、ここの曲が全く思い出せないのです。頭にぼーっと流れているような気はするんですが、思い出せそうかなと思うとステージでの華仔がボンと甦って来てしまってどうしても思い出せません。まったくお恥ずかしいです。 そして、そのマネキンと愛を確かめてきたのかどうかは不明ですが、黒にラメ入りのモーニングに白のチョッキ、黒に銀のラメストライプのズボン、黒の帽子(これ後半には真っ白になったようで、これまたすごく素敵!)と盛装スタイルで元気にステージに戻ってきて、華仔とメインダンサーの女性とでタップが愉快にステージで繰り広げられます。私はタップのよしあしは全くわからないので、上手とか下手とか言えないですが、とても楽しそうです。華仔はゴキゲンにダンスダンスダンス。そしてフィナーレの「愛女尓一萬年」になります。アレンジがかなりされている「愛女尓一萬年」で、幕がおりようとしています。あまりにもアップテンポな「愛女尓一萬年」で、妙な感じでした。でも、楽しいフィナーレで良しです。もちろん、このあとすぐにアンコールが控えています。


---------アンコールです----------

そして、前回同様に華仔の映画「ボートピープル」「いますぐ抱きしめた」「フルスロットル」「阿虎」「無間道」「大隻イ老人」等の感動シーンがフラッシュバックされます。「いますぐ抱きしめた」では、張曼玉から張學友の所に向かうバスのシーンが映ります。あの傷だらけのサングラス華仔を見た時「ああ大好きなこの映画の、大好きな華仔が、今こんなに至近距離に…」とそう思うだけでホロリ。すでに私の涙腺はゆるゆるです。泣けと言われればすぐに泣けます。このスクリーンが出て昔の映画が映し出されるのって、華仔の歴史そのものなのでツボですよね。こんな華仔もあんな華仔もあった、で、この時はって思い出されます。さぁ、もうここまできたら「大隻イ老人」マッチョの華仔登場が想像できます。想像通り、ほんとに首にタオルを巻き、オーバーオールの両肩はずして、上半身裸着ぐるみ華仔で登場!映画と違ってこれは簡単に着脱できるでしょうが、みんなに見せてあげたい一心の華仔の心意気が、なんとも有り難いです、ほんとです。テレくさそうに出てくる華仔のかわいいこと!観客は大喜びです。香港アカデミー賞の最優秀男優賞受賞したんですもんね。でも、ここに着ぐるみ写真は控えます(好[青見]仔な華仔だけ残したいので、すいません)。で、「影帝無用」をセリ上がったステージの上で歌います。華仔目が何度も潤んでました。歌い終わってセリ下がると、下での華仔の様子がスクリーンに流れます。えー映ってるーって思ってみてたら、またまた着替えてます(笑)。でも、ズボン脱ぐ時にはカーテンがしまり、カウントダウン!で、すぐに華仔がステージに現われます。いくらなんでも早すぎる!と思ったら、あの映像はVTRなんですね。すっかりリアルタイムと…騙されてました、私。さあ、会場は大変な事になっています、なぜかと言えば次は握手タイム。やっぱりこれがあると嬉しいです。客席にひきずり込まれないように、常にスタッフが華仔の腰に手を回して華仔をガードしていますが、このスタッフの役目が一番おいしいかもしれないですね〜(笑)。とにかく華仔は始終ニコニコして差し出される手を握ったりハイタッチしたり、プレゼントを受取ったりハグしたりと忙しい!もちろんも私もしっかと。曲も「独自去愉歡」「世界第一等」「開心的馬[馬留]」。握手しながらも華仔は歌をうたっていますが、よく歌詞を間違えないものです。今回の発見としては、あまり汗をかく華仔を見たことないんですが、今回は結構私は華仔の汗を発見しました。もちろんダラダラじゃないです。それに汗かいても、手は汗っぽくないんですよね。これまた華仔七不思議。
会場には華仔と触れあった熱気がムンムンと充満したまま、「天天想イ尓」で一気に爆発です。このあたりになると周囲はオールスタンディング。会場警備のお兄さんはすでに「座って下さい」というのを諦めた様子。そりゃそうです。ここまで来たら押さえるのは無理という状態になってます。この曲はやっぱりスタンディングで、蛍光棒振り回さなきゃ。華仔も絶好調!飛んで跳ねてと香港コロシアムが揺れてる感じでした。G面のバルコニーに来たので、またまた目の前至近距離で華仔が歌ってくれました。この時の華仔の歌う顔は一生忘れられません。 エンディングに向けて雰囲気がまたまた変わります。次の曲も演唱會ではよく歌われます。「暗裡著迷」。ステージからは白い布が一気に舞い上がり華仔はその中で歌います。「Proud of You」の演唱會時の「練習」の装置が4面すべてに出ます。目隠しされたステージ中から、その布を引き裂くように華仔が4面すべてまわって歌います。そして、新しいアルバムから華仔の作詞の「無須担心」を皆で大合唱。この時の華仔はかなり潤っときてましたねー。当り前ですが、会場のヒートアップは大変なものです。 さらに華仔作詞・作曲の「如果有一天」。
そして、とうとうエンディング。エンディングの儀式という訳ではないですが、上着をきちんと着て、華仔のこれまでの軌跡といいましょうか、いろんな思いが交錯する歌、華仔作詞の「17歳」をしっとりと華仔は歌ってくれました。舞台がぐーんとせり上がって、華仔は一番上に。そして、マイクを置いて4面すべてに「しーっ」静かにして〜と、いつも華仔がするあのポーズです。そして、会場が静まったら、口に手をあて大きな声で「多謝」と生声でいいます。私は4場目の時は、もう泣けてしまってこの歌うたう華仔がぼやけっぱなし。最後にセリ下がる時の華仔の手だけが白く印象的に残っています。いつもよりも長い演唱會だったのですが、テンポの良い演唱會で、あっという間の3時間でした。華仔、ありがとう!本当楽しかったです。



☆【演唱會あれこれ】☆
今回の演唱會で思った事は、思った以上に華仔が目立とうとしてないと私は感じました。黙ってても華仔は主役ですから目立ってはいるのですが、かなりダンサーと共にワンパーツとして盛り上げるというスタイルだったと感じました。なんていうか良い意味で同化してたことです。この感じ、これは私は今迄で初めてだったように思います。賢者は爪を隠すではないですが、強くそう感じました。今回私は4場しか見れないので、とにかく華仔のみ一点集中、華仔しか見て無い!といってもいいかもというくらいです。なので、ダンサーズのここが!とかを書けなくて、ほんとうに申し訳ないっていうか情けないっていうか、、、、。 そして、私がやっぱり華仔って偉い!って思ったのは…私はあまり他の人のコンサートは知りませんが、観客に向かって頭を下げる事です。歌い終わったりした時にいちど唇をかみしめ少し上を向き、そして太ももあたりに両手をおいて「多謝」と頭をさげます。華仔のこの姿勢が大人を感じさせるんですよね〜。ここまでビッグネームになっているのに、こんなにって驚いてしまいます。今回も何度もそう思ったし、この人が大成したのはこういうことなのかなっても思いました。
「演唱會の場数=人気」というのは今もあるので、私が知ってからの華仔は常にこの場数レベルで演唱會をしていました。もうじき43歳になるので、これからこれだけのステージをするのは、肉体的にも精神的にもすごく大変なことと思います。だけど私達がどれだけ華仔の演唱會を待ち望んでいるのかを華仔はよ〜く理解してくれて、さらにその夢を叶えようとしてくれる、私達ファンのためにいつだって一生懸命になってくれる華仔にありがとうと言いたいです。この人のファンでいる年数も長くなって来ましたが、これからも目一杯華仔を応援し、ますます心熱くしていきたいと思いました。なにがあっても華仔だけを見ていくのだと!その意志はさらに強固に熱くなりました。
そして今回の華仔はかなり涙腺がゆるかったのですが、いろんなトラブルを抱えてたせいでしょうか。あんなにたびたび瞳潤ませてた事ってこれまでなかったので、よほど大変なんだと、少し心配でもありました。華仔は強い人だし、どんな試練も乗り越えていくとは思いますが、できたら順風満帆、スムースに行って欲しいと心から願いました。



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